引っ越しを考えるとレンタルが最適！
長野県という草深い山の中に住んでいる。
職を持って暮らしている身であれば、少々田舎であっても気にならず、じつに快適に過ごしているが、若いものにとっては進路、すなわち進学先、就職先などの選択肢が少なすぎて大変なのだという。
学力、資力、スキル、やりたい事その他、身の丈にあった、ちょうど良い先があればなんらの問題はないが、なかなか上手くはいかないのが地方都市の残念なところに他ならない。
そんなわけで私の子供たちは2人とも高校卒業後は県外へ進学、就職と相なった。
上の子が出て行ったのはもう10年も前になるのか。
女の子だったから、安心安全第一と進学先の学生寮に入れてもらい、ああでもないこうでもないと、荷物を運び入れたり、不足したものを買い込んだりと半分楽しみながら行なったものだ。
その時、せっかくだからと家電製品家具一式を購入したのだが、これがまた後になって大変な事態に発展する。卒業したはよいが、引越しのタイミングと、移転先の入寮のタイミングが微妙にズレてしまい、エラい目にあった。
なにしろ数が多いのだ。学校からは早く出ていけ、といって行き先はまだない。かといって持っていく先も限られる。
そして引越し業者はない。
途方に暮れつつもその時は友人知人巻き込んでなんとかしたのだが、持ち物はできるだけ少ない方がよいとつくづく思ったものだ。
そんなわけで下の子の時は持ち込むものは出来るだけ少なく、とくに家電製品など持ち運びの大変なものは買わずにレンタルで賄う、という方針とした。
少々高上がりとはなるが、後の移動を考えれば絶対によいのだ。
もちろん、壊さずに大事に使うのが前提ではあるのだが。
そして数年後、読み通りの展開となりじつに快適な引越しが完了し、私たちも子どもたちもとても幸福な生活ができている。生活は最低限で賄わないといけないよね。